単体ロボット向けシミュレータ導入手順

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MMAP用Unity設定

UnityとathrillをMMAPで通信する場合は,Unity側で以下の設定を行います.

Unity のメニューから,「Edit」⇒「Project Settings」を選択します.

「Player」
Other SettingScripting Define SymbolsVDEV_IO_MMAPと設定します.

MMAP用パラメータ設定

※なお,このページで紹介しているUnity画面の画像はWindows版のものです

設定する場所は,Unity の以下のスクリプト・パラメータ(Filepath)部分です.

image.png

インポート直後ですと,[EV3 Actuator] と [EV3 Sensor]の Filepath は空白です.
ここに設定する値としては,athrillとUnity間で通信するためのMMAPファイルの絶対パスを指定します.

MMAPファイル自体は,以下の2ファイルがapp.cと同じフォルダに含まれています.

  • athrill_mmap.bin
  • unity_mmap.bin

unity_mmap.bin の絶対ファイルパスを,[EV3 Sensor]のFilepathに設定してください(設定例:下図).

image.png

athrill_mmap.bin の絶対ファイルパスを,[EV3 Actuator]のFilepathに設定してください(設定例:下図).

image.png

例えば,v850版を使用するという前提でev3rt-athrill-v850e2mのローカルリポジトリが,
C:\project\hakoniwaにあり,実行したいアプリケーションのフォルダがline_traceの場合は,
以下のパスを設定します.

  • [EV3 Actuator]のFilePath
    C:\project\hakoniwa\ev3rt-athrill-v850e2m\sdk\workspace\line_trace\unity_mmap.bin

  • [EV3 Sensor]のFilePath
    C:\project\hakoniwa\ev3rt-athrill-v850e2m\sdk\workspace\line_trace\athrill_mmap.bin

以上でMMAPの設定は終わりです.