単体ロボット向けシミュレータ導入手順

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athrill2のインストール

athrill2のインストール手順


  • athrill のチェックアウト
  • athrill-target のチェックアウト
  • コンパイラのインストール
  • ビルド&インストール

athrill のチェックアウト


athrill は,設計上,CPUアーキに依存しない共通コードとCPU依存するコードを分離しています.

共通コードのチェックアウトは,以下の通りです.

$ git clone https://github.com/toppers/athrill.git

athrill-target のチェックアウト


CPUアーキに依存するコードは,athrill-target側で管理しています.
今回のV850対応版は,ここにあります.

$ git clone https://github.com/toppers/athrill-target-v850e2m.git

なお,athrill と athrill-targetを以下のフォルダ構成にしてください.

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├── athrill
└── athrill-target-v850e2m

コンパイラのインストール


Linux の方は,gcc をインストールください.
Windows の方は,WSL上で gcc をインストールください.
Mac の方は,clang をインストールください.

ビルド&インストール


ビルド方法ですが,端末上でathrill-target-v850e2m に移動してください.

Linux/Windowsの方は,さらに build_linux に移動してください.
Macの方は,build_mac に移動してください.

移動終わったら,以下コマンド実行するだけです.

make timer32=true clean
make timer32=true

ビルド成功すると,athrill側の bin/linux 配下に athrill2 というバイナリが配置されるはずです.

$ ls -l ../../athrill/bin/linux/athrill2
-rwxr-xr-x  1 user  staff  628260  2  2 16:40 ../../../athrill/bin/linux/athrill2

そして,このパスを .bashrcに登録してもらえれば,インストール終了です.
以下,設定例です.

export PATH=<athrill配置フォルダパス>/athrill/bin/linux:${PATH}