athrill2のインストール
athrill2のインストール手順
- athrill のチェックアウト
- athrill-target のチェックアウト
- コンパイラのインストール
- ビルド&インストール
athrill のチェックアウト
athrill は,設計上,CPUアーキに依存しない共通コードとCPU依存するコードを分離しています.
共通コードのチェックアウトは,以下の通りです.
$ git clone https://github.com/toppers/athrill.git
athrill-target のチェックアウト
CPUアーキに依存するコードは,athrill-target側で管理しています. 今回のARM対応版は,ここにあります.
$ git clone https://github.com/toppers/athrill-target-ARMv7-A.git
なお,athrill と athrill-targetを以下のフォルダ構成にしてください.
.
├── athrill
└── athrill-target-ARMv7-A
コンパイラのインストール
Linux の方は,gcc をインストールください.
Windows の方は,WSL上で gcc をインストールください.
Mac の方は,clang をインストールください.
ビルド&インストール
ビルド方法ですが,端末上でathrill-target-ARMv7-A に移動してください.
Linux/Windowsの方は,さらに build_linux に移動してください.
Macの方は,build_mac に移動してください.
移動終わったら,以下コマンド実行するだけです.
make timer32=true clean
make timer32=true
ビルド成功すると,athrill側の bin/linux 配下に athrill2 というバイナリが配置されるはずです.
$ ls -l ../../athrill/bin/linux/athrill2
-rwxr-xr-x 1 user staff 628260 2 2 16:40 ../../../athrill/bin/linux/athrill2
そして,このパスを .bashrcに登録してもらえれば,インストール終了です.
以下,設定例です.
export PATH=<athrill配置フォルダパス>/athrill/bin/linux:${PATH}