箱庭のコンセプトは 「箱の中に,様々なモノをみんなの好みで配置して,いろいろ試せる!」 です.
IoTや自動運転システム,クラウドロボティクスシステムを開発する際に,仮想環境である箱庭上に様々なソフトウェアやサービスを持ち寄って,机上で実証実験できる場を提供します.
想定している利用シーンは,多様な分野から技術者が集まるIoTシステムの開発現場です.
IoTの各要素が連携される複雑なシステムの事象や状態を,「箱」の中ではシナリオに応じた同じ挙動が再現されるようにします.
そして,箱庭のシステム構成要素である「アセット」を差し替えることで,検証の対象/抽象度/レベルを任意に変更することができます.
また,システム環境の視点(評価観点)や抽象度を,各技術者の分野や立場に応じて切り替えられるようにします.
なお箱庭の語源は,名園や山水を模したミニチュアの庭園に由来します. 盆景や盆栽に類するもので,江戸時代後半から明治時代にかけて流行したといわれています.